「肥後の価値を未来につなぐ」
肥後をモチーフにしたデザイン
2016年の熊本地震。熊本城の城下町に位置する青柳もその影響を受けた建物。青柳は熊本では唯一の、食文化や伝統を承継するお店として、品格と伝統のある名店。外観は、熊本の県花りんどうをモチーフにした透かしアルミキャストで囲んだ。通風と最高を穏やかにコントロールする機能もありながら、老舗としての恒久的なイメージも大切に。
内装では、熊本城の石垣「武者返し」をイメージした滝、阿蘇五岳の涅槃像を描いた美術組子、本丸御殿を彷彿とさせる格天井と花丸図の金箔絵。青柳という店名をモチーフとしたインスタレーション。壁面に組み込まれた熊本の阿蘇山を描く染色工芸家の作品などで彩られている。地震によって倒壊した建物に残されていた銀杏のカウンター天板や肥後六花をあしらった御影石などは手直しして再利用した。
概要
- 構造
- RC6階建
- 間取り
- 1142.26㎡(345.53坪)
- 延床面積
- 230.92㎡(69.85坪)
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